rakrastyle vol4 style2 - 北東北エリアマガジン rakra ラ・クラ

「おうち時間」「ステイホーム」―。
新しい生活様式によって、家での時間が注目されている。
寒くて長い冬を過ごす北東北の人は、
暖かい家で暮らす楽しみを知っている。
冬でも快適な生活空間で、
趣味を楽しんだり、家族と団らんする時間を大切にしたり、
暮らしを楽しむ家と人を紹介しよう。

LOGWAY BESS 盛岡

岩手県紫波町

「薪ストーブがあるログハウス」

庭遊びも楽しいログハウス

　印象的な三角屋根のログハウス。岩手県紫波町の千葉さん邸は、子どもの頃に憧れた外国の絵本に出てくるような佇まいだ。
　施主の千葉さんが家を建てたのは１年前。アウトドアやスポーツが好きな夫の甲子郎さんは、広い庭と、ウッドデッキ、薪ストーブのある家に住みたいと思っていた。
　夫婦でＢＥＳＳの展示場がある盛岡・仙台・秋田を見て回るうちに、妻の紗樹さんも、Ｇ－ＬＯＧが気に入ったという。　「住む」より「楽しむ」がコンセプトのＢＥＳＳの家だけあって、千葉さん一家は家の時間をとても満喫している。念願の薪ストーブに薪をくべるのはご主人の仕事。「ストーブの上でシチューを煮込んだり、朝食を作ったり。便利に使っています」と、紗樹さんも薪ストーブライフが気に入った様子だ。
　三角屋根を活かした２階のロフトには、天井高があり、その屋根裏には収納とも趣味部屋とも言える「グルニエ」がある。大きな窓の外には、イタリア語で「巣」を意味するベランダ「ＮＩＤＯ」があり、外と中をつなぐ。
　ロフトの三角形の壁はブルーグリーン。木目に調和してとてもセンスがいい。ここは家族のフリースペース。絵本やおもちゃを置いている。手すりには、子どもが転落しないようにネットをつけた。なんと紗樹さんがネットを編んだというから驚きだ。暮らす人の目線で、必要なものを足していくのも、ＢＥＳＳの家の楽しみのひとつ。家は、暮らす人と一緒に育っていくものなのかもしれない。
　夏には友人を呼んで庭でバーベキューをした。友人たちは庭にテントを張って泊まっていったとか。家に居ながらにしてアウトドアも満喫している。
　冬の楽しみは、焚き火と雪遊び。庭の雪かきをしながら、大きなかまくらを作った。これには娘のうたちゃんも大喜び。思う存分外で遊んで家に入ると、暖かい薪ストーブが冷えた体を温めてくれる。
　夏も冬も家の時間を楽しめるログハウス。３人の笑顔が暮らしの楽しさを物語っていた。