RINGOMUSUMEと青森名物スポット

アートと縄文と伝統
青森の魅力と出会う旅

青森県を拠点にするダンス&ボーカルユニット「RINGOMUSUME」。
青森の魅力を全国に発信し、地元を元気にするため活動している。
今号では、フォトジェニック・スポットが多い十和田・八戸へ。

 冬旅で堪能する現代と縄文の美

 旅に出ると、旅行先にある美術館や博物館を訪れてみたくなる。青森県十和田市ならば「十和田市現代美術館」というふうに。ここでは奈良美智など世界で活躍するアーティストによる常設展示作品を鑑賞できるほか、美術館のある官庁街通りや向かいの「アート広場」にも作品が点在し、街なかアートも楽しめる。しかも、作品と共に記念撮影も可能なフォトジェニック・スポットとなっている。  八戸市では「是川縄文館」も見逃せない。世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」のひとつ、史跡「是川石器時代遺跡」や隣接する風張遺跡からの出土品が展示されており、精巧な土器や漆器を見ることができる。国宝「合掌土偶」や「頬杖土偶」といったポーズを取る土偶もあり、縄文アートの芸術性の高さに驚嘆させられる。その後は、全国にファンを持つ老舗酒蔵「八戸酒造」まで足を伸ばすのもお勧め。

「十和田市現代美術館」の屋外に展示されているチェ・ジョンファ《フラワー・ホース》。十和田市の馬とのかかわり、官庁街通りを彩る花々を象徴する作品である。
撮影:小山田邦哉

縄文の美を愛でる

八戸市埋蔵文化財センター
是川縄文館

 是川石器時代遺跡や風張遺跡から出土した土偶や漆器などを展示。縄文人の芸術性の高さが感じられる。是川遺跡発掘100周年を迎え、企画展「是川遺跡の注口土器」も開催中。

国宝「合掌土偶」は、縄文時代後期の文化形成を考える上で貴重な土偶。
“考え中なのかな” それとも“歯がいたいのかな”と、想像がふくらむ「頬杖土偶」。
合掌土偶や頬杖土偶の「ブロックメモ( 各200円)」などの縄文グッズが人気。
  • ○青森県八戸市大字是川字横山1
  • ○TEL 0178-38-9511
  • ○開館時間/9:00〜17:00(最終入館16:30)
  • ○休館日/月曜(第1月曜、祝日・振替休日の場合は開館)、祝日・振替休日の翌日、年末年始
  • ○入館料/一般250円、高校・大学生150円、小・中学生50円
  • ※企画展「是川遺跡の注口土器」は2021年3月21日まで開催

青森の地酒を味わう

八戸酒造

 フレッシュとフルーティをキーワードに酒造りを行う酒蔵。香りが華やかな「陸む奥つ八はっ仙せんピンクラベル」は飲みやすいことから女性にも好評。酒蔵見学では、歴史的価値のある建造物を間近で見られるほか、試飲も楽しめる。

酒蔵見学のあとは試飲(3種・500円)。今回は「陸奥八仙ピンクラベル」「陸奥八仙ヌーボー直汲み」「陸奥八仙ナチュラルスパークリング」をチョイス。「どのお酒も飲みやすい! 料理との相性もよさそう」と好評。
新酒ができたことを知らせる杉玉。
6つの色と香りが選べる、酒粕バスボム「八仙美人の湯(1個680円・税別)」。
  • ○青森県八戸市大字湊町字本町9
  • ○TEL 0178-33-1171
  • ○営業時間/10:00〜16:00
  • ○休館日/冬期は日曜、夏期は土・日曜
  •  ※詳細はHPを確認
  • ○酒蔵見学時間/10:00・11:00・12:00・13:00・14:00・15:00 ※予約優先
  • ○酒蔵見学料金/見学のみは無料
     ※試飲料は1名500円(3種)
  • https://mutsu8000.com/

街なかアートも楽しむ

十和田市現代美術館

 十和田の街を美術館にするプロジェクト“Arts Towada”10周年を記念した「インター+プレイ」展を開催中。いまでは冬の風物詩となった「アーツ・トワダ・ウィンターイルミネーション」で街なかアートも満喫したい。

インゲス・イデー《ゴースト》を中心に光と雪のコラボレーションを体験できる「アーツ・トワダ・ウィンターイルミネーション」。期間2 0 2 1 年2月1 4日まで(点灯時間16:30〜21:00)
「十和田市現代美術館オリジナルマグカップ(1個1,834円)」をはじめ、アートなおみやげがいっぱい。
  • ○青森県十和田市西二番町10-9
  • ○TEL 0176-20-1127
  • ○開館時間/9:00〜17:00(最終入館16:30)
  • ○休館日/月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
  • ○入館料/一般1,200円、高校生以下無料
  • ※Arts Towada 十周年記念「インター+プレイ」展 第1期は2021年8月29日まで開催