Glass Hop
■ 岩手県遠野市 Glass Farm MANZO
休耕していた農地に建てられたガラス工房「Glass Farm MANZO」。
ビールの里・遠野で生まれたグラス
ガラス作家・吉岡星さん。音楽業界で活動したのち、ガラス制作を始め、現在は岩手県遠野市にガラス工房「Glass FarmMANZO」を構えた。吉岡さんは、多様なガラス制作の技法を用いながら、透明感あるガラスから陶器の風合いを持つものまで、さまざまな器をつくってきた。また、酒粕や砂など、いろいろなものをガラスに溶かして、その土地ならでは色ガラスを創造する「Verroir project(ヴェロワールプロジェクト)」にも取り組んでいる。
「Verroir」とは吉岡さんの造語。ワイン造りに関わるすべてのモノやコトをテロワールという。その個性をガラスでも表現したいという思いが込められている。この第一弾として誕生したのが「Glass Hop 」。ビールの里・遠野らしく、収穫後の遠野産ホップの蔓を燃やして灰にし、ガラスに溶かした。グラスの色は使う蔓によって薄緑色や薄青色、時には薄水色にもなるという。まさに一期一会のグラスである。
この「Glass Hop 」は、遠野市のふるさと納税の返礼品のほかは、「rakra 商店」のみの取り扱いとなる。この機会にお手元にどうぞ。
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「Glass Farm MANZO」のガラス作家・吉岡星さん。吹き竿に溶けたガラスを巻きつけ、息を吹いて膨らます。
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道具を使って口を広げて形を整える。
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遠野産ホップの蔓の灰をガラスに溶かして作った「GlassHop」で味わうビールは格別。