縄文時代、北東北と北海道は、海を越えた交流があったという。
その歴史は現代まで続き、いまは「津軽海峡フェリー」で往来できる。
北東北から同じ文化圏を持つ北海道縄文遺跡へ、いざ行ってみよう。
海を望む海岸段丘上にある「大船遺跡」。 ©JOMON ARCHIVES(函館市教育委員会)
海でつながる道がある津軽海峡ロード
縄文人が海へ漕ぎだしたようにフェリーに乗って、青森県から北海道へ。「津軽海峡フェリー」では、青森港と函館港をつなぐ津軽海峡ロードを1日片道8便運航しており、大型フェリーで快適なカジュアルクルーズを満喫できる。
北海道函館市には、大型竪穴建物がある「大船遺跡」と盛り土遺構が特徴の「垣ノ島遺跡」があり、どちらも海を望む遺跡である。
フェリーの利点はマイカーで旅行できること。北東北と北海道の縄文遺跡を行ったり来たりする旅もおもしろいかもしれない。
垣ノ島遺跡
縄文時代早期から後期にかけての集落が形成されており、国内最大級の盛り土遺構も発見されている。
墓から幼児の足形が付けられた「足形付土版」が出土。
©JOMON ARCHIVES(函館市教育委員会)
©JOMON ARCHIVES(函館市教育委員会)
- 北海道函館市臼尻町
- 問い合わせ/函館市教育員会 生涯学習部文化財課(TEL 0138-21-3563)
- ■ 函館市縄文文化交流センター
- 北海道函館市臼尻町551-1 TEL 0138-25-2030
- 開館時間/4〜10月9:00〜17:00、11〜3月9:00〜16:30
- 休館日/月曜(祝日の場合は翌日)、毎月最終金曜、年末年始
- 入館料/大人300円、子ども150円
今年設立50周年を迎えた「津軽海峡フェリー」。縄文遺跡を周遊する旅をサポートする料金プランを販売中!この機会に快適な設備が整ったフェリーで出かけてみよう。
対象期間/2022年1月8日〜12月31日乗船分まで
縄文遺跡応援割引
往復利用した場合の片道料金/普通車14,000円・軽自動車11,500円、同乗者大人1名1,700円・小人1名850円対象期間/2022年1月8日〜12月31日乗船分まで
津軽海峡フェリー(予約・問い合わせ)
- 函館支店 TEL 0138-43-4545、青森支店 TEL 017-766-4733
- ※予約受付時間9:00 〜18:00
- 休館日/月曜(祝日の場合は翌日)、毎月最終金曜、年末年始
- 詳しくはホームページを参照 https://www.tsugarukaikyo.co.jp