母の日にスイートなチョコレートケーキはいかが?

岩手県盛岡市アイリッシュパブ&TEX・MEX料理SUNDANCEサンダンス

ずっしりと重みのある「プレミアムチョコレートケーキ」と季節の花束のセット。メッセージカードを添えれば、想いが伝わる贈り物に。
手書きのメッセージカードを添えて、感謝の思いを伝えて。

感謝の気持ちを込めたケーキと花束の贈り物

 盛岡市の「チョコレート・サンダンス」は、チョコレートケーキの専門店。フランスのヴァローナ社の高級スイートチョコレートをふんだんに使用したプレミアムチョコレートケーキを販売している。材料は至ってシンプル、チョコレート、砂糖、卵、生クリームだ。小麦粉は一切使用しておらず、その味わいは、ねっとりとしてクリーミー。一般的なガトーショコラの3倍近くのチョコレートを使用した濃厚なチョコレートケーキだ。
 アイリッシュパブ・サンダンスが営むチョコレートケーキ専門店とあって、その味は、コーヒーはもちろん、ギネスビールやワインにも合う。小麦を使用していないので、アレルギーの心配もなく、大人も子どももみんなに喜んでもらえる贈り物にもおすすめだ。
 このケーキには、コロナ禍をめぐるストーリーがある。サンダンス・店主の水本仁史さんは「コロナ禍でなかなか人に会えない時、人とのつながりの大切さが身に沁みました。チョコレートケーキを贈って、感謝の思いを伝えたり、喜びを分かち合ったりしてもらえたら」と言い、異業種であるフラワーショップと連携。チョコレートケーキと生花のブーケの贈り物セットが生まれた。
 メッセージカードを添えれば、母の日に感謝の気持ちを伝えることができるプレミアムチョコレートケーキの贈り物。大切な人の喜ぶ笑顔を思い浮かべて、贈る側もハッピーな気持ちになるだろう。

異業種のコラボレーションによって、スイートでハッピーな贈り物が完成。左からサンダンスの店主・水本仁史さん、パティシエ・成田健児さん、フラワーショップ花東の東嶋緑さん。

母の日のティータイムに笑顔ほころぶベイク&コンフィチュール

岩手県盛岡市Épicerie Citron

盛岡の人気店エピスリー・シトロンから、いつも忙しいお母さんへ贈る「マザーズデイ・ギフトBox」。エレガントな箱に包んでお届けする、rakra商店だけのオリジナル商品です。

すれ違うことが多い母と娘。たまには一緒にティータイムを。美味しい焼き菓子とともに会話も弾む。

いろんな味を少しずつ毎日が楽しくなるセット

 盛岡市肴町にある「エピスリー・シトロン」は、焼き菓子やお惣菜が人気の店だ。「焼き菓子は、普段の日に寄り添う存在。焼きたてのバターの香りや、混じり気のない味を届けたい」と話すのは、店主の小野寺摂子さん。その焼き菓子は、何気ないティータイムに、ほっと心を解きほぐす魔法をもっている。
 そんなエピスリー・シトロンが今回、rakra 商店のために、オリジナルのティータイムセットを用意してくれた。「塩麹といちじくのクルミパウンドケーキ」は、クランベリー入り。「麹屋もとみや」の塩麹を使用し、ドライフルーツの酸味、くるみの風味が味わい深い一品。「オレンジピールのマーガレットケーキ」は、爽やかな香りのケーキで紅茶にぴったり。コンフィチュールは2種。「レモンと紅甘夏のマーマレード」と「イチゴとラズベリーとレッドカーランツのコンフィチュール」。柑橘ソムリエが厳選した宇和島産レモンと熊本産紅甘夏を使用した。どちらも香り豊かで彩りも華やか。クッキーは7種。それぞれの味をじっくり味わいたい。「毎日のティータイムに少しずつ味わって、ほっと一息つく。そんなリラックスするひと時を過ごしてほしいと思い、気持ちが華やぐような箱にいれました」と摂子さん。もちろん、自分のごほうびにも、友人とのアフタヌーンティーにも、幸せなひと時を約束してくれるだろう。

塩麹といちじくのクルミパウンドケーキはクグロフ型。
写真左から、チョコチャンククッキー、パルミジャーノとピンクペッパーのクッキー、イチゴのジャムクッキー、オートミールとラムレーズンのクッキー、アーモンドフロランタン、スノーボール、ラズベリーのボタンクッキー。
レモンと紅甘夏のマーマレード」と「イチゴとラズベリーとレッドカーランツのコンフィチュール」。ラズベリーとレッドカーランツは盛岡市の生産者サンファームから。
オレンジピールのマーガレットケーキ」カットするとハートの形に。
ローズ柄の箱にリボンをかけて。空になっても思い出と共に取っておきたい。そんな贈り物。
  • エピスリーシトロン
  • 岩手県盛岡市肴町10-10
  • TEL 019-613-8183
  • 営業時間/ 11:00〜18:30 ※日曜日は17:00迄
  • 定休日/月曜

素材にも形にもこだわったカトラリー&木べら

岩手県八幡平市平岡クラフト工房 平岡正弘さん

「テーブルスプーン」は拭き漆仕上げ。食べ物の食感を堪能できるようにと、凹凸がなく滑らかである。

感謝を込めたプレゼントに最適

 岩手県八幡平市松尾。外輪山が連なり険しい稜線を見せる岩手山が眼前に迫る地に「平岡クラフト工房」がある。歳月を感じさせる外観や太い柱や梁を持つ工房は、かつて「雲上の楽園」と呼ばれた松尾鉱山にあった学校の構造体を再活用、改修を重ねたものだ。代表の平岡正弘さんは、ここで材木を削り、カトラリーや木べらを製作している。木地となるのはイタヤカエデやヤマザクラなど、仕上げに天然オイルや漆を使う。天然素材にこだわるのは、口の中に入れるものだからだ。
 「スプーンやフォークは、粘膜に直接当たるものです。だから、形状や素材がちょっと違うだけで、口当たりや料理の味が変わってきます」と話す。
 平岡さんが木工の世界に入ったのは2005年。大学では機械科を専攻し、機械メーカー勤務からの転身である。岩手県立二戸高等技術専門学校で木工を学び、2007年に工房を開設。専門学校では家具づくりを学んだが、暮らしにもっと身近なものをつくりたいと思い、スプーン製作に取り組んだ。もともと興味を持つと、とことん追求したくなる平岡さんは、「料理の邪魔をしないカトラリーとは、どのようなものか」を考え続けた。
 そして、完成したスプーンの特徴は、平岡さんが「この部分が命です」というつぼから先にかけての絶妙なカーブと2ミリを目指して削った薄さ、滑らかさにある。持つと軽くて温かみがある。試しにプリンを食べてみると、すくいやすく、口の中に入れるとプリンが滑るように舌の上に乗る。スプーンの触感よりプリンの食感のほうが際立ち、おいしさを堪能できる。
 カトラリーと同じく、使いやすさを求めて製作したのが木べらである。
 「木べらの先の形状やカーブの具合で使い勝手が変化するのがおもしろいのです」と平岡さん。フライパンや鍋の底面から立ち上がりにかけてのカーブと形状が合うようにできており、先端がわずかに湾曲しいている。「一度使うと手放せない」と評価が高く、料理人を中心にリピーターが多い。
 「食」は生きる基本となる。使う道具によって、食に関わる時間が楽しくなることも。それを感じさせてくれるのが、平岡さんのカトラリーや木べらである。

  • 「テーブルスプーン」のつぼの厚みは約2ミリ。木地となるイタヤカエデが持つ強度のぎりぎりのところを狙っている。
  • 指先の感覚を頼りに、ベルトサンダーで形をつくる。
プリンやヨーグルトなどに使う「ティースプーン」。さし心地も口から抜くときの口離れもよい。
「さくらさくら」シリーズでテーブルを春色に彩ってみては。ファブリックにもこだわるといっそう華やかに。

北国の桜を感じさせるハンドメイドガラス

青森県青森市北洋硝子 津軽びいどろ

記念日や誕生日に贈る青森の伝統工芸品

 「津軽びいどろ」は、宙吹きをはじめとする数種類の技法と美しい色ガラスを掛け合わせた工芸品。最大の魅力は扱う色の多さだろう。日本の四季の風景を表現するために100種類もの色を駆使するという。
 今回紹介する「さくらさくらシリーズは」はピンク色をベースに白色や赤色などを入れて桜を表現。一つひとつ手づくりのため、同じようでありながら微妙に異なる。しばらく眺めていると、グラスは桜並木、豆皿は弘前公園のお濠の花筏、一輪挿しは風に舞う花びらと、北国の春風景が浮かんでくる。そして、大切な人に贈りたいと思う。この津軽びいどろを見て、どんな風景を思い描いてくれるのだろうかと想像しながら。

岩手県盛岡市 株式会社 幸呼来Japan DANBOLOOM

誰でも楽しめる織り機で糸や布がすてきに変身

 青森や岩手などの寒冷地で江戸時代中期から受け継がれている「裂き織り」は、着古した着物をすぐに捨てずに、細く裂いて織り直し、敷物などに変える技である。「裂き織りは日本のもったいない精神が形になったものです」と語るのは、裂き織りの制作・販売を手がける株式会社幸呼来Japan の代表・石頭悦さん。同社は、誰もが簡単に織りを楽しめるようにと、簡易織り機「DANBOLOOM」を開発した。本当に簡単なのか、実際に挑戦してみた。

個性が出る織物の世界楽しみ方はアイデア次第

 このキットで作れる織物の最大サイズは、縦26センチ×横17センチ程度。その大きさを生かせばミニポーチも出来る。また、織り上がった布を組み合わせるとストール、クッションカバーも作れるので、「全てはアイデア次第」である。着なくなった服や余った糸も捨ててしまえばゴミになるが、織り直せば新たないいものになる。織りながらその布の思い出を振り返るのも、きっと素敵なひとときだ。

この織り機には太めの毛糸がおすすめ、と石頭さん。布を裂いて使うなら薄い生地が◎