A4変型、108ぺージ
青南商事50周年記念 菅原一剛写真展「発光」に出展した作品の中から選りすぐった63点を収録した図録。
「白い光」「大切な光」「新しい光」の3部構成からなる、菅原一剛の内省的かつ詩的とも言える写真群を、菅原が信頼をおく 印刷チームの技術を駆使した、高品質な印刷表現でご覧いただけます。
contents
第1章 白い光
菅原一剛が20年近くに渡って撮影を続けている“雪の中の光”たち。その白い世界の中での“しろい光”は、不思議ととてもあたたかい。そのすがたを、様々な白色の表現で示した、新たな写真表現のかたち。
第2章 大切な光
まっ白な雪の中で、どれほどの時間を重ねたのであろうか。そしてその時間は菅原一剛にとって、結果としてどのような時間になったのであろうか。そんな津軽の冬の中で彷徨いながら見つけたものは、とてもあたたかい世界だった。
第3章 新しい光
津軽の地から出土した縄文晩期の貴重な土器の肖像写真群。小さなかけらを集めて土器を復元していく過程と、鉄屑と言われる廃棄物を、丁寧かつ正確に分類し、新たな資源として再生する営み、そしてそのすがたは、どちらもとても美しい。