インド料理店で見つけた絶品「固め」プリン

rakra106号特集「カレー推し!」
取材こぼれ話の第3弾は、プリンです。

え、カレーとプリン??

私も、ぴこてぃりに初めて行ったとき、そう思いました。
「インド料理のお店に、なんでプリンがあるんだろ?」って。

「八戸の美味しいカレー」をリサーチしたとき、複数人から名前が上がった青森・八戸の「ぴこてぃり」。自宅の一角を店舗スペースにしている、隠れ家のようなお店です。
お店を始める前から「スパイスカレーの名人」だった羽田さんが提供するカレーは「インドの伝統的な家庭料理」がベース。メニューは日替わりで、その日手に入った食材によってどんなカレー・副菜を作るか決めているそう。仮に「チキンカレー」でも、冬と夏でスパイスの調合などレシピが変わるのだとか。(お店の紹介はrakra本誌でも触れているので、手にとっていただけるとうれしいです!→宣伝)

そんなぴこてぃり、プリンもめちゃくちゃ美味しいんです。

撮影:伊藤隆宗

元々は「コロナ禍でテイクアウトできるものを作ろう」と思ったのがはじまりだったというプリン。
私は「固めのプリン」が大好物なのですが、ぴこてぃりのそれは、まさに理想的なしっかり・ムッチリと弾力のあるプリン。羽田さんによると、ガスオーブンで70分以上、じっくりと蒸し焼きにしているのだそう。

何より感動したのが、バニラビーンズではなくカルダモンで風味付けしているというところ。
インドのスイーツによく使われるというカルダモンは「香りの王様」とも呼ばれるスパイス。まったりとした口当たりのプリンと、爽やかな香りが絶妙にマッチして、スパイスカレーのあとのデザートにぴったり。

あまりに美味しかったので、テイクアウトもしました。

カットしても揺るぎない直角! ステキ!

写真を見てたら食べたくなってきました……。どこでもドアがあればいいのに。
ぴこてぃりでカレーを食べたあとは、ぜひプリンも食べてみてください。

編集部:鈴木いづみ