RINGOMUSUME(りんご娘)

青森の活性化、全国、海外の第1次産業をエンターテイメントで元気づけることを目標に、青森県弘前市で結成されたダンス&ボーカルユニット。TV、ラジオ、ライブを中心に活動し、国内外で注目を浴びている。衣装協力/Right-on

RINGOMUSUMEと青森名物スポット

深緑がきれいな季節 青森のアートと歴史に触れる

青森県を拠点に活動しているご当地アイドル「RINGOMUSUME(りんご娘)」。 青森の魅力を全国に発信し、地元を元気にしようと日々活動している。 その4人が、今シーズンおすすめの観光スポットをご紹介。

 アートと縄文遺跡を満喫する青森旅

 青森県には、世界遺産・白神山地や奥入瀬渓流、十和田湖など、豊かな自然が感じられるスポットが多い。その一方で、2021年の世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」に含まれる史跡や全国的に知られる美術館や洋館などの文化的施設も多い。
 中でも今、注目を集めているのが、7月にグランドオープンした「弘前れんが倉庫美術館」。建築家・田根剛氏の設計で「記憶の継承」をコンセプトに明治・大正期の煉瓦倉庫を改修し、おしゃれなアート空間として蘇らせた。そして、約1700年にもわたって人々が定住した縄文集落跡として貴重な存在である「特別史跡 三内丸山遺跡」も昨今の縄文ブームから脚光を浴びている。広大な遺跡に立つと時間の流れが緩く感じられ、穏やかな心地に包まれる。

かつてシードル工場だった「弘前れんが倉庫美術館」。その歴史を象徴するのが「シードル・ゴールド」の屋根である。

 日本最大級の縄文集落跡である三内丸山遺跡。昨年4月、隣接するガイダンス施設・縄文時遊館を加え、「三内丸山遺跡センター」としてオープンした。その目玉といえるのが、高さ6メートル・幅18メートルを誇る「縄文ビッグウォール」。三内丸山遺跡から出土した土器の破片を5120 個もあしらっている。

復元された掘立柱建物と大型竪穴建物跡。
「縄文ビッグウォールは、縄文の息吹が感じられるところ」
上から下へ向かって土器の年代が古くなっていき、土器の色も変化していく。

三内丸山遺跡センター

青森県青森市三内丸山305
TEL 017-766-8282
開館時間/9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
     ※GWと6月〜9月は9:00〜18:00
休館日/第4月曜(祝日の場合は翌日)、12月30日〜1月1日
入館料/一般410円、高校・大学生200円、中学生以下無料
※最新の開館情報は、三内丸山遺跡のHPでの確認、もしくは電話にてお問い合わせください。

 明治・大正期、福島藤助によって建設され、リンゴを原料とするシードルを日本で初めて大々的に製造した吉野町煉瓦倉庫。改修を経て、この7月に「弘前れんが倉庫美術館」としてグランドオープンした。煉瓦のレトロな表情と歴史をアートとともに体感できる美術館である。

エントランスに長期展示されている
奈良美智「A to Z Memorial Dog」(2007)。
「ライブラリーは静かに過ごしたいときにもおすすめ」
展覧会の関連書籍や弘前の郷土に関する本などを閲覧できる。

弘前れんが倉庫美術館

青森県弘前市吉野町2-1
TEL 0172-32-8950
開館時間/9:00〜17:00
休館日/火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料/展覧会ごとに異なる

 青森県産の旬の食材を使った料理やリンゴの酒・シードルを提供。スイーツのおすすめは、青森県産リンゴを使った「アップルチーズ」。オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノの笹森通彰シェフのプロデュースで、煮詰めた青森県産リンゴとくるみのキャラメリゼがアクセントとなっている。

「アップルチーズ(900円・税別)」と
「弘前産シードル飲みくらべ3種(1650円・税別)」。
「意外とチーズケーキとシードルは合うんですよ」
シードルの醸造タンクを眺めながらのカフェタイム。

CAFE & RESTAURANT BRICK

青森県弘前市吉野町2 -11
弘前れんが倉庫美術館隣
TEL 0172-40-2775
営業時間/9:00〜22:00(21:00L.O)
定休日/火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、そのほか美術館に準ずる