伝統の技と最新技術が融合した家

吹き抜けを囲む回廊檜の柱と梁が安心感を醸し出す

2 階から階段を登ると天井の低いフロアがあり、ロフトや収納庫として使用できる。

住宅地で楽しむスローライフ

 秋田県秋田市御所野エリアは、秋田駅や秋田空港へのアクセスの良さ、近くに大型ショッピングセンターや映画館、保育園や小学校などもあるため、人気が高い。何よりも周囲の自然と調和した街づくりによって、住宅街でありながらスローライフが楽しめる快適な場所でもある。この一画にあるのが「サンコーホーム」のモデルハウス「檜づくしの家」である。
 外観は、格子が印象的な京町家のようで、周囲の自然と調和している。しかし、中に入ると、一転して高原の別荘のよう。リビングとキッチンの間に立つ8寸の大黒柱に目が吸い寄せられる。見上げると、屋根まで伸び、そこから横に伸びる梁も太く安定感がある。
 「この檜づくしの家は、柱と梁を露出させた、昔ながらの真壁づくりを採用しています」と、サンコーホームマーケティング課の橋本久喜子さん。同社は、檜など、人肌に優しい素材に注目し続けている。「自然素材を見て触れて感じることで、ストレスを和らげ、癒し効果が高められるといわれています」と話す。1階の床材にクリを使用し、それ以外の梁や柱、2階の床は全て檜だ。
 リビングのソファに座ると、高い吹き抜けと2階の窓から差し込む光も心地よい。2階の造りにも特徴がある。吹き抜けを囲むように廊下やサンルーム、さらにロフトに続く階段もある。窓の外には自然林が見え、スローライフを楽しめそうだ。
 これだけ広いと冬の寒さが気になるが、高気密・高断熱の外張り断熱によって、1階と2階に1台ずつ設置されたエアコンだけで家全体が暖まるとか。
 同社は宮大工から始まった創業80年を超える歴史と伝統があるビルダーである。「とことんこだわった家を建てる」という心意気と新技術・新材料を組み合わせた家づくりがモットーだ。だからこそ、「檜づくしの家」のように快適な家を建てることができるのかもしれない。この良さを体験しに展示場へ出かけてみよう。

  • 客間としても利用できる和室。
  • キッチンの隣に無垢材のダイニングテーブルを設置。
  • 2.5階の建物を支える8寸の大黒柱。この大黒柱に子どもの身長を刻むオーナーもいるとか。
  • レンガ造りのバーベキュー炉も。
  • 周囲の風景に馴染んだ外観。京町家をイメージしている。

  • DATA
  • 所在地/秋田県秋田市
  • 施工/2017年5月
  • 工法/木造軸組工法
  • 床面積/136.00m²

  • サンコーホーム
  • 秋田県横手市赤坂字館ノ下155
  • TEL 0182-35-4779
  • 営業時間/9:00〜18:00
  • 定休日/水曜
  • https://www.sanko-home.co.jp
  • 展示場見学時間/10:00〜17:00(要予約)
  • 「檜づくしの家」住宅展示場
  • 秋田県秋田市御所野堤台2-6-249
  • ロッキータウン御所野地内
  • 湯沢展示場
  • 秋田県湯沢市両神21-6