キャンプも楽しめる庭

庭は雑木林に面しており、道路からの視線を遮断することができる。

思いやりから生まれたロフト

 青森県むつ市に住む宮下洋介さん・愛美さん夫妻は、青森市に出かけるたびに「ユネストホーム」が経営するライフスタイルゼネラルストア「USTYLE」に立ち寄っていたという。
 「好みのインテリアや雑貨があって楽しいし、空間の使い方もすてきだなと思っていました」と宮下さん。だから、家を建てるとき、「最初にユネストホームに相談してみよう」と思ったという。相談を受けたのは、プロデューサーの千葉道也さんで、パートナーとして信頼できると感じたのは、建てる場所を決めるときだった。
 「最初は、分譲地の真ん中を考えていましたが、千葉さんが『こちらのほうがいいのでは』と、雑木林に隣接したいまの場所を提案してくださったのです」
 千葉さんがこの場所を勧めたのは、宮下さんの趣味がアウトドアであることと、時間が不規則な職業に就いているからだ。そして、完成したのは、プライベートを重視し、趣味も楽しめる家である。
 この家には大きな特徴がある。道路側からプライベート空間である庭が見えないようになっている。オンとオフを区別するため、道路に面したファサードの外壁を塗壁にし、雑木林に面した庭側の外壁をウエスタンレッドシダーにした。そして、庭側に大きな窓を設置し、土間も配した。この土間は、趣味のロードバイクのメンテナンスなどをするために利用される。
 さらに、雑木林を借景として取り入れ、自然の中で好きなキャンプやバーベキューを楽しめる庭をつくった。
 この家には、思いやりから生まれた部屋もある。仕事柄、夜勤もある宮下さんのために?こもる?部屋を造り、仮眠ができるようにロフトを設けた。
 暮らし始めて5カ月。「春になったら、庭でキャンプをしたい」と宮下さんはいう。その視線の先には愛美さんの愛娘の美杜(みと)ちゃんが笑っている。この家で、たくさんの思い出が生まれることだろう。

  • ファサードから庭へと抜けられる玄関。ベビーカーを置けるくらいの広さを確保している。
  • 吹き抜けからも日差しが入る心地よいリビング。家具は「USTYLE」で購入した。
  • 2階にある宮下さんの部屋。はしごを上るとロフトがあり、仮眠スペースになっている。

  • DATA
  • 所在地/青森県むつ市
  • 施工/2019年4月
  • 工法/木造(YSストロングフレーム)
  • 床面積/116.34m²

  • ユネストホーム株式会社
  • 青森県青森市浜田字豊田502
  • TEL 017-762-1888
  • http : //unesthome.com/
  • 常設展示場
  • 青森県青森市浜田豊田502
  • 定休日/水曜
  • ※詳しくはホームページをご覧ください。