三内丸山遺跡センター

「三内丸山遺跡」は、今から5900〜4200年前の縄文時代の集落跡。当時のムラの様子を再現するため、5000年前の遺構を中心に復元・展示をしている。10月2日(日)まで世界遺産登録1周年記念特別展「北海道・北東北のJOMON」を開催中。

  • 青森県青森市三内丸山305
  • TEL 017-766-8282
  • 開館時間/9:00〜17:00、GW・6〜9月は9:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで
  • 休館日/第4月曜(祝日・振替休日の場合は翌 日)、年末年始
  • 入館料/大人410円、高校・大学生等200円、中学生以下無料 ※特別展の観覧料は別途

フリーパスを活用して北東北の魅力満喫

 世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産を効率的に巡るならクルマが便利だ。縄文遺跡を見学し、ガイダンス施設で出土品などを鑑賞したあとは、遺跡周辺の見どころスポットを訪ねたり、地元グルメも味わったりしたい。そんな欲張りな旅には、NEXCO東日本エリア内で利用できる「2022東北観光フリーパス」がお勧めだ。
 このフリーパスは普通車・軽自動車等のETC車限定で、キャンペーン期間のうち連続する最大2日間または3日間、高速道路が定額で乗り降り自由となるもの。さらに、御所野縄文博物館や是川縄文館、大湯ストーンサークル館などの施設や飲食店などで割引や優待サービスが受けられる特典もついてくる。プランは「東北6県周遊プラン」「北東北周遊プラン」「南東北周遊プラン」の3種類(詳細は本誌77ページ参照)。
 今回、週末2日間や3連休を利用して見どころを巡るモデルコースを「ラ・クラ」から紹介。「縄文」をキーワードに、北東北の自然やアートなど、テーマ別に北東北を楽しむクルマ旅をしてみよう。新しい発見があるかもしれない。

推しの土偶や土製品に会いに行く

 近年の縄文ブームの中で、お気に入りの土偶に会いにいく旅が人気という。北東北には国宝に指定されている「合掌土偶」をはじめ個性豊かな土偶や土面が揃っているので、自分の「推しの子」を見つけに出かけてみよう。

大湯ストーンサークル館

かわいい顔の「土版」

 大湯環状列石のガイダンス施設。展示ホールの土器コーナーは見応えがあり、キノコのような形をしたかわいらしい土製品も並ぶ。人気は小さな穴で人を表した「土版」。ゆるキャラのような表情で見る人を和ませてくれる。「道の駅おおゆ」などで「どぱんクッキー」も販売中。

刺突で体の特徴と数の概念を表現した「土版」。
  • 秋田県鹿角市十和田大湯万座45
  • TEL 0186-37-3822
  • 開館時間/9:00〜18:00、11月〜3月は9:00〜16:00
  • 休館日/11〜3月の月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
  • 展示ホール観覧料/大人320円、子ども110円
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  • ■東北観光フリーパス優待特典
  • 展示ホール観覧料
  • 大人320円?224円、子ども110円?77円

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館

祈りが込められた国宝

 国宝「合掌土偶」は、風張1遺跡から出土した縄文時代後期の土偶で、座像形で合掌した形の完存品としては国内唯一。合掌土偶と並んで人気のある「頬杖土偶」。しゃがみ込み、頬杖をついた顔はどことなくアンニュイな表情。何を考えているのだろうと想像する楽しみもある。

国宝「合掌土偶」。国宝展示室で1 体のみ展示されており姿は、とても印象的。
「頬杖土偶」も風張1遺跡から出土。
  • 青森県八戸市是川横山1
  • TEL 0178-38-9511
  • 開館時間/9:00〜17:00
  • 休館日/月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
  • 入館料/大人250円、高校・大学生150円、小・中学生50円
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  • ■東北観光フリーパス優待特典
  • 是川縄文遺跡出土品絵葉書1枚プレゼント

御所野縄文博物館

ユニークな出土品にくぎづけ

 御所野遺跡や周辺遺跡からの出土品を展示。日本では縄文時代につくられた土面が150 点以上出土しており、その約6割が北東北で発見されているとか。その中でも特徴的なのが蒔前遺跡から出土した「鼻曲り土面」。個性的な表情は見る者を惹きつけてやまない。

蒔前遺跡から出土した「鼻曲り土面」。国重要文化財。
椛ノ木遺跡から出土した「縄文ぼいん」。ぼいんとは「母の印」という意味。
  • 岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2
  • TEL 0195-32-2652
  • 開館時間/9:00〜17:00 ※入館は16:30まで
  • 休館日/月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始 ※臨時休館あり
  • 入館料/一般300円、大学生200円、高校生以下無料
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  • ■東北観光フリーパス優待特典
  • オリジナル絵葉書1 枚プレゼント

立ち寄りスポット

明治の芝居小屋・康楽館

 小坂鉱山の厚生施設として1910 年につくられた。和洋折衷のモダンな建物はいまも現役の芝居小屋として使用されている。回り舞台など昔ながらの舞台の仕掛けは必見。国重要文化財。

  • 秋田県鹿角郡小坂町 小坂鉱山字松ノ下2
  • TEL 0186-29-3732
  • 開館時間/9:00〜17:00 ※入館は16:30まで
  • 休館日/年末年始
  • 観覧料/施設見学のみは大人660円・小人330円、常打芝居公演と施設見学は大人2,200円・小人1,100円
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  • ■東北観光フリーパス優待特典
  • 常打芝居公演と施設見学は
  • 大人2,200円?1,980円
  • 小人1,100円?990円

東北観光フリーパスを使うと通常料金9,730円のところ2日間乗り降り自由で7,100円 ▶ 2,630円もお得!
※通常料金は日・月利用の場合

縄文とアート

 北東北の縄文遺跡を巡っているとアート心を刺激する土器や土偶と出会う。その一方で見ておきたいのが、青森のアートシーンを牽引する美術館だ。縄文時代と現在を行ったり来たりするアート旅もおもしろいかもしれない。

青森県立美術館

多様性豊かな青森の魅力を発信

 三内丸山遺跡に隣接する美術館。棟方志功や奈良美智など青森にゆかりのある作家の作品を展示しているほか、カフェやミュージアムショップもあり、ゆっくりと過ごすことができる。

建物は三内丸山遺跡の発掘現場から着想を得て設計された。
■10月2日(日)まで企画展「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」、コレクション展「2022-2 縄文時代後期の「伊勢堂岱遺跡」。 :サマータイム・サマータイム」を開催
  • 青森県青森市安田字近野185
  • TEL 017-783-3000
  • 開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日/第2・4月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
  • 入館料/一般510円、高校・大学生300円、小・中学生100円 ※企画展は別途

弘前れんが倉庫美術館

記憶を継承し未来へつなぐ

 100年にわたり弘前の風景をつくってきた「吉野町煉瓦倉庫」を改修した美術館。エントランスでは奈良美智が寄贈した《A to ZMemorial Dog》が出迎えてくれる。

奈良美智《A to Z Memorial Dog》2007年
©Yoshitomo Nara Photo/Naoya Hatakeyama

■9月17日(土)〜翌年3月21日(火・祝)、『「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」奈良美智展弘前2002-2006ドキュメント展』を開催予定

  • 青森県弘前市吉野町2-1
  • TEL 0172-32-8950
  • 開館時間/9:00-17:00
  • 休館日/火曜 (祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
  • 観覧料/企画展により異なる

八戸市美術館

100年後の八戸を創造する

 企画展ごとに、アートを鑑賞する「展覧会」、市民とアーティストや美術館スタッフが共に創造する「プロジェクト」を行う。アートの多様性を気軽に楽しめる美術館である。

展示空間をつなぐ「ジャイアントルーム」。市民活動の場としても活用される。
©Daici Ano

■9月10日(土)〜2023年1月16日(月)、「コレクションラボ002 地を見つめる」を開催

  • 青森県八戸市大字番町10-4
  • TEL 0178-45-8338
  • 開館時間/10:00〜19:00(入場は18:30まで)
  • 休館日/火曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
  • 観覧料/企画展により異なる

ランチはこちらで

海席料理処 小舟渡

 眼前に太平洋が広がる海抜0メートルの絶景食堂「小舟渡」。八戸の海鮮料理が堪能できるが、ぜひ食べてほしいのが「磯らーめん(塩味)」。煮干しだしのスープにエビやホタテなどがのり、魚介の旨みがいっぱい。

魚介のおいしさを堪能できる「磯らーめん(1,000円)」。
  • 青森県八戸市鮫町字小舟渡平10
  • TEL 0178-33-3824
  • 営業時間/11:00〜14:00(L.O.13:30)
  • 定休日/月曜(祝日の場合は翌日休)
「是川縄文館」では、約3000年前の漆製品を展示。籠や容器などのほか、櫛や腕輪などの装身具もある。

東北観光フリーパスを使うと通常料金11,450円のところ 2日間乗り降り自由で7,100円▶ 4,350円もお得!
※通常料金は日・月利用の場合

縄文風景を楽しむ

 約1万年以上にわたり続いた縄文時代。復元された竪穴住居や掘立建物などが建つ遺跡を見るだけでも当時の雰囲気を味わえる。さらに範囲を広げて山並みを見ると、縄文時代の人たちもこの風景を見ていたのだろうかと思えてくる。

伊勢堂岱遺跡

4つのサークルと山並み

縄文時代後期の「伊勢堂岱遺跡」。
JOMON ARCHIVES
  • 秋田県秋田市脇神字伊勢堂岱
  • 問い合わせ先/北秋田市教育委員会生涯学習課
  • 世界遺産推進係(TEL 0186-67-6771)
  • 伊勢堂岱縄文館
  • 秋田県秋田市脇神字小ヶ田中田100-1
  • TEL 0186-84-8710
  • 開館時間/9:00〜17:00
  • 休館日/月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
  • 入館料/無料

大森勝山遺跡

岩木山との一体感を楽しむ

約3000年前の縄文遺跡「大森勝山遺跡」。JOMON ARCHIVES(弘前市教育委員会)
JOMON ARCHIVES
  • 青森県弘前市大森字勝山
  • 問い合わせ先/弘前市教育委員会文化財課(TEL 0172-82-1642) ※冬季閉鎖
  • 裾野地区体育文化交流センター
  • 青森県弘前市十面沢字轡8-9
  • TEL 0172-99-7072
  • 開館時間/9:00〜21:00
  • 休館日/月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
  • 入館料/無料

立ち寄りスポット

大館市観光交流施設 秋田犬の里

 秋田犬のルーツや特徴を展示するほか、かわいらしい秋田犬も見られる、秋田犬好きにはたまらないスポット。秋田犬グッズが勢ぞろいのショップもお勧め。

■東北観光フリーパス優待特典 名物「枝豆ソフトクリーム」を100円引き
  • 秋田県大館市御成町1-13-1
  • TEL 0186-59-4649
  • 開館時間/9:00〜17:00
  • ※秋田犬展示室9:30〜16:45
  • 休館日/12月31日〜1月1日
  • ※秋田犬展示室は月曜も休み(祝日の場合は翌平日休)
  • 入館料/無料